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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第64章 絡む糸


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「とりあえず、一度本部に帰還しましょう」

胡蝶の言葉に頷き、一行は鱗滝邸を後にした。

「義勇さん。重く無いですか?」

白藤は自分を背負ったまま、疾走する冨岡に声をかける。

「大丈夫だ、心配するな」

「でも……」

来る時も背負ってもらってたのだし……

「白藤さーん。冨岡さんだって男なんですから、それくらい何でもないですよ。ね?冨岡さん?」

胡蝶に言われると癪に障るのは何故だろう。

「…………」

「しのぶちゃんったら。白藤ちゃん、好きな人の為なら、人は力が沸いてくるものだから、心配しなくて大丈夫よ、ね?冨岡さん」

ああ。

甘露寺、以外と良いヤツだな。

「…………」

何だろう。

義勇さん、何だか嬉しそう。

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