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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第62章 スルタン企画 絶対君主には成れずとも下巻2完結$


寝台に二人。

裸のまま、掛布にくるまって微睡む。

「離さないで……」

「あぁ……心配かけたな……」

「義勇……」

「何だ?」

「私よりも、朔さんの方が好き?」

不安げな瞳がこちらを見つめる。

「………比べるのはおかしい気がするが、俺は二人共に愛しい。ただお前の元にいち早く帰りたいとずっと思っていた……」

冨岡の指が白藤の髪をとかす。

「不誠実ですまん」

「……義勇らしいわ。もう、そんなじゃ、怒れないじゃないの……」

「白藤……」

「分かってる。誰も悪くなかった。ただ、寂しかった……」

冨岡は白藤の額に口付ける。

キラリと輝く白藤の髪止めに見覚えがあった。

「まだ、持っていたのか……?」

「当たり前じゃない。義勇に初めてもらったプレゼントだもの……///」

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