第9章 戦いの只中で
「……ありがとうございます」
「ソイツは大事な回復要員だ。守り切れよ?」
「不死川様…」
「お任せ下さい」
$$$
この圧迫。
威圧感。
一体何なの?
「また蹴り?馬鹿の一つ覚えね!!」
ドゴォ。
「!?」
禰󠄀豆子の蹴りの威力が上がった!?
「げぅっ…!!」
何で切り落とした足が、アタシの背中を貫通してるのよ。
一瞬で再生したの、そんな!!
「どけ!!このガキ!!」
バツン。
このままこま切れにしてやる!
不味い!
「水の呼吸・肆ノ型 打ち潮」
冨岡の技と堕姫が禰󠄀豆子に放った術の速度はほぼ同じ。
つまり、より相手に近い攻撃が当たる。