第61章 藤姫の帰還
「どうしましたか?」
「いいえ!あ……」
「垂れて来てしまったのですね、拭いて差し上げますので、脚を開いてください」
しのぶが手拭いを持ち、白藤に近付いてくる。
「えっ!?あの……そんな……!!///」
さすがの白藤も動揺する。
「ほらどんどん垂れて来てますよ?私は医学も学んでますから、心配なく!さっ、浴室へ行きますよ」
しのぶの手には手拭いが三つ握られていた。
一つめは精液を拭き取るため。
二つめは子宮に溜まっている精液を掻き出すため。
三つめは……
「さぁ、そちらに腰をかけて、脚を開いてください」
「はい……///」
白藤は竹製の椅子に腰をかけ、目を瞑って、胡蝶に向けて脚を開く。
一方、外で薪をくべていた冨岡は隙間から、その光景を目の当たりにしてしまった。