【DEATH NOTE】約束 💘 R15 (L切甘夢)
第1章 もし、愛する人がいなくなったら…。
雪乃『それなら、Lがわたしの前から居なくなっちゃう前に、わたしがLの前から居なくなれば。わたしは、わたしで居られるかなって…。そう思ったの…。』
涙ぐみながら、そう話した雪乃に、私も自分が思った事を伝える。
L『そうだったんですね…。確かに、今の状況では、何が起こっても、可笑(おか)しくない…。でも…。』
と私は雪乃に、言い聴かせるように、雪乃の華奢(きゃしゃ)な体を抱き締めながら、声をかける。
L『そんな事は、絶対にさせません!雪乃の事は、何があっても、私が守ります。そして私は最後の瞬間まで、貴女の側にいます。絶対に、貴女の前から、勝手に居なくなったり、雪乃を一人にはしません。』
雪乃『…でもっ…。』
涙を流しながら、尚(なお)も何か言おうとする雪乃を、私は抱き締め、自分の口唇を雪乃の口唇に重ね、その言葉を遮(さえぎ)る。
そして、そんな私の行動に、少し驚いたのか、雪乃は涙を止めた。
そして、口唇を離した後、私は、もう一度改めて、雪乃を抱き締め直し、雪乃に一つの約束をする事にした。