【DEATH NOTE】約束 💘 R15 (L切甘夢)
第2章 約束 🌹
L『雪乃。貴女を不安にさせてすみません。だから、雪乃がそんなに不安なら、約束をしましょう…。』
そう話した私に、雪乃が聞き返す。
雪乃『…約束…?』
L『はい。先ほども言いましたが。私は雪乃が私の側に居ないなら、生きている意味も、価値も見出(みいだ)せない。それに、死んだも同然です。
でも、今の雪乃の言葉を聞いて、私自身。確信しました。雪乃も、私が居ないなら、生きている意味も、価値も見出せないと。そうゆう事ですよね?』
雪乃『うん…。Lがわたしの側に居ないなら、わたしも同じ…。今生きている意味も、価値も見出せない。だから、死んだも同じ…。』
そう確かな声で、私に言った。
L『なら、私達は、最後の瞬間まで、絶対に離れず一緒に居ましょう…。』
雪乃『一緒に?』
L『そうです。私達は二人共、お互いに生きていなければ、死んだも同然です。なら、命が終わるその瞬間も同じ…。
要約(ようやく)すると、お互い一人では死なせない。死ぬ時は一緒に、という事です。』
そう言って私が雪乃に微笑めば、雪乃も私に微笑みながら言う。
雪乃『嬉しい。最高の約束だね!』
そう言って、私に笑顔を向けた。そして、私達は、お互いに抱き締め合いながら、お互いの温もりを確かめあった。
そして私は、雪乃の温もりを感じながら、こう思う。
L「本来なら、こんな約束は、するべきではない…。でも、私達はお互いに生きていなければ、生きているとは言えない。
どちらか一人が生きていたとしても、自分自身では居られなくなる…。そして、やはり私は、雪乃が、私以外の物になるのも、耐えられない。それは、雪乃も同じなのだろう…。
だからこそ、普通の人間であれば、好きな人が生きていてくれれば…。と思う事でも…。私達にしてみれば、それは、生き地獄に近い…。
だから、私達はあえて、一緒に終わる事を望む…。もしかしたら、それは、お互いに独占欲が強いだけなのかも知れないが…。でも、もしそんな場面に出くわしたら…。その時は…。」