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【DEATH NOTE】約束 💘 R15 (L切甘夢)

第1章 もし、愛する人がいなくなったら…。


雪乃『Lを必要としている人は、この世界中に、沢山いるんだよ? それなのに、そんな事を言うのは、良くないと思う。』

わたしは、本当はLのその言葉が嬉しくて仕方ないのに、Lにはあえて、そう説明する。そして、そんなわたしに、Lが言う。

L『確かに…そうかも知れません…。でも…。もし世界中の人間か貴女…どちらか一つしか選べないなら…。私は迷う事なく、雪乃を取ります。』

そう言い切った私に、今度は雪乃が驚いた表情をして、私を見た後、私に問う。

雪乃『どうして…?』

そう言った後。少し不思議そうな顔で、私に聞いた。そして、そんな雪乃を見ながら、私は少し笑みを浮かべ、 雪乃に理由を説明する。

L『そんな事も分からないんですか? 今の私があるのは、雪乃。貴女と、出会ったからです。そして、私は雪乃を守り、貴女とずっと一緒に居たい。

そして、出来る事なら、ずっと雪乃と一緒に生きたい。もっと色んな事をしながら、二人の時間を過ごしたい。そう思っているからなんです。

それと、雪乃はもう私の一部でもあるんです。だから、肝心の貴女が居ないなら、私が今此処にいる理由も、生きる価値も、見出(みいだ)せない。』

そう説明した私に、雪乃が少し嬉しそうな顔をして、私の名前を呼びながら言う。

雪乃『そっか…。L…。ありがとう…。』

そう言った雪乃に、私はもう一度、改(あらた)めて、雪乃に聞く。

L『さっきの、私の質問に答えてください。何故突然、そんな事を言い出したんです?』

そして、そう聞いた私に、少しうつむきながら、今度はしっかりと、私に、理由を話し出した。

雪乃『今は正直…。いつ、どんな状況になっても、可笑(おか)しくない状況だから…。もしLが、わたしの前から、居なくなったらって…。

そう考えたら、すごく怖くなって…。それに、もし、Lがわたしだけを残して、居なくなっちゃったら…。わたしは、わたしじゃ居られなくなる…。』
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