• テキストサイズ

極甘*紫原*伊月*笠松【黒バス】【短編集】

第6章 *ADB*幽霊の春* @キセキ@


「確かにそうだね。」

「敬語、やめてみたらどうですか?」

「ほら!私には敬語とって喋れてるんだし!」


またもや注目されて、顔が赤くなってしまう

何度も口を開きかけるけど
何を言えばいいのかわからなくて、また閉じる


引っ込み思案な私の性格を嫌ってそうな(先入観w)
緑間君や
物事にすぐ興味をなくす
紫原君すら

私の目を見て言葉を待つ


注目に耐えきれなくなって
ようやく私から出た言葉は



「…もう、休憩、終わりでs………だよ!」



なんとも可愛げのない一言だった


青峰君を筆頭に
皆が笑いだす

それが嫌なわけじゃないけど
恥ずかしくて、体育館を逃げるように出て行った




……言いたい事がうまく言えなかったり
“あの人”と喋る事ができなかったりしたときは


いつもここに来るんだ


今の季節が見ごろの



桜の木の下に



ポエムじゃないけど
声が聞こえる気がする

元気づけられる
/ 60ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp