第5章 エイプリル☆ないっ!?@紫原@
そして、ふと思い出す
急いでいたために忘れていた
赤司君への相談事
下へ沈みこんだ頭を0.1秒程で持ち上げ、
赤司君と目を合わせる
私の急な動きに全く動揺せず、私の話そうとしている事を見透かされてるんじゃないかな
とさえ思った
「あのさ、赤司君!相談があるの!
どうすればいいか、教えてほしいの!」
そんな重要な事じゃないけど
赤司君なら何でも出来そう?みたいな?
私はこの計画に協力してくれる人を探してるもん
何でも出来る方が都合がいい
「実は、かくかくしかじかで……。」
人目につかないように端へとはけて
赤司君の耳を借りる
「……なるほど。
協力してほしいのかい?」
理解の早い赤司君
助かります
私は大きく首を縦に振った
「いいよ。
当日を楽しみに待っているといい――――――。」
不敵な笑みを作るその姿
かっこいいのに、かっこいいとか言えないくらいに
……こわいっす