第5章 エイプリル☆ないっ!?@紫原@
春休み中のある日の事だった
ドンッ!
「わぶっ」
部活に遅れそう…
いや、遅れた私は
体育館へと全速力で走っていた
体力が無いくせに、その体力が尽きるまで走った私
やっとの事で体育館の中に足を踏み入れた時
誰かにぶつかってしまったのだ
「すいませっ……あ、赤司君。ごめんね。」
誰か、とは赤司君だった
ちなみに
この状況で遭遇してはいけない人ランキング1位
「いや、いいよ。
こちらもよそ見をしていた。
ただ……
、今は何時かな?」
ですよねー
自分でもわかった
全身の血の気が引いていくのが
今、絶対
サーッ
って音と共に顔が青くなった
命の危険すら感じながら
鋭角になるように頭を下げる
「申し訳ありませんでした…。」
「ふっ、が遅れてきたのは
どっかの馬鹿と違って初めてだろう?
次からは気をつけるんだ。」
馬鹿って、青峰や黄瀬のことだろうな……
私はまだ馬鹿じゃないんだ!(喜)←
深々と下げた頭の上から、降ってきた言葉は
とても優しいトーンだった
良かった~助かった~^^
……次したらどうなるかわかんないけど