第2章 エイプリル☆女恐怖症@笠松@
いつもなら
調子に乗るなシバくぞ
と言うところだが
そうも言ってられない
こいつらの馬鹿さのおかげで
が喜ぶ事をしてやれるかもしれない
もう1度の方へ目をやる
まともに見つめた事のないその顔は
かわいらしくて、整ってて、何より今日はウキウキしてるような顔だった
俺が釣り合うような奴じゃねぇのに
何にも、デートもしてやれない俺に
何も言わずに待っててくれたんだな
少しして目が合うと
また微笑んだ
内心ドキッとするが、今までのそれとは別の物のように感じた
焦った時のドキドキじゃなくて、締め付けられるような…
それの正体に気づくのに時間はかからなかった
そして俺は決心した