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極甘*紫原*伊月*笠松【黒バス】【短編集】

第2章 エイプリル☆女恐怖症@笠松@


***

それからというもの

俺は非常に緊急事態に置かれ続けた



何故かって?


そんなもん



に決まってんだろ



「先輩、ドリンクです!」


って休憩の度に
いつもより距離を近くして

満面の笑みを見せる


あんな嘘をついた以上、
「まだ完全に克服したわけじゃないけど」

と苦し紛れに言うしかなかった


そして、1度合った目を逸らすことも出来ない

もんもんとしていたら
黄瀬がかけよってきた


「どうスか?
いつまでたっても進展がなくて悲しんでたっちにとっては
嬉しくて仕方がないんスよ♪」


俺はその言葉にハッとした
今までキスはおろか、手を繋いだ事もない俺は

を不安にさせ続けてたんだと
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