第8章 10万PV御礼。もし赤井カップルが緋色の弾丸を観ていたら?§
あ、あの子が秀一の妹か。
世良真澄。
なるほど、見た目は秀一に良く似てるわ。
あの少女は?
ツー。
「……?」
私の太ももに指が触れる。
まぁ、隣には彼しかいないのだから、一目瞭然なんだけども。
何がしたいのかしら?
秀一は目線はスクリーンのまま、私の膝を右手で撫でる。
恋人なのだから、これくらいのボディタッチに動じはしないけれども。
私もスクリーンに視線を戻す。
場面は超電動リニアの説明会。
ツアーコンサルタントがサプライズ企画をネタバレしている。
秀一の手は相変わらず私の膝を擦っている。
すす。
秀一の手が内股へ。
正直、映画よりも意識し始めた。
人前で変な事しないわよね?