第7章 20,000PV&あけおめ小説 今夜は貴方とディナーを
降谷「勿論です」
彩希「良かっ…」
言うより早く私の涙腺が決壊した。
彩希「あ、降谷さん。ちょっとだけ待ってて下さい」
バタバタと駆け出して自室へ。
ベッドに叩きつけたラッピング袋を手に取り、降谷さんの部屋へ。
ズイッ。
彩希「勘違いしてすみません。受け取ってもらえますか?」
降谷「僕こそ、不安にさせてすみません。ありがとうございます」
がさがさ。
降谷「マフラーですね」
彩希「はい。降谷さんには白が似合うと思いまして」
にこやかに笑う彼女に。
降谷「僕からも彩希さんに」
彩希「何ですか?」
降谷「貴方に似合うと思いまして」
すっ、かち。
彩希「わっ、ネックレスですね」
光に透けると淡いピンク色が輝く。
降谷「トルマリンです」
彩希「私の誕生石…いつ調べたんですか?」
降谷「貴方のことなら何でも分かるんですよ。探偵ですからね」
END