第7章 20,000PV&あけおめ小説 今夜は貴方とディナーを
結局、スーパーからは何も買わず出てきてしまった。
代わりにコンビニで缶ビールをカートンで買って帰路に着く。
あーぁ、最悪だ。
降谷さんがあんなプレイボーイだったとは…
部屋に入り、ラッピングしてもらったプレゼントをベッドに投げつけ、缶ビールのプルタブを開け、一息に呷る。
まあ、イケメンだしなぁ。
最初から本命はあの人だったかもしれないし……
∞∞∞
安室「梓さん、コーヒーありましたよ」
梓「安室さん、あの方知り合いですか?」
僕が振り向いた時にはもう彼女は背を向けていて、それでも雰囲気で気付いた。
あぁ、これはマズイ気がする。
安室「梓さん」
梓「大丈夫ですよ。行ってあげて下さい」
安室「ありがとうございます」