第7章 20,000PV&あけおめ小説 今夜は貴方とディナーを
めっきり寒くなった街を歩けば、お祝いムードが漂っている。
そうか、もうそんな時期か。
降谷さんに何かあげてみようかな?
そんなことを思いながらショッピングモールのウィンドウを眺める。
彩希「マフラーくらいなら、貰ってくれるかな?」
クリスマスは何となく居心地悪くてスルーしてしまったし。
意を決し、一目惚れした白のマフラーを買い、帰りに最寄りのスーパーへ。
どうせなら、何か作ろうかと思っていた矢先。
見てしまった。
誰だろう。
私の目線の先に居るのは一組のカップル。
一人は私の想い人である降谷さん。
そして、横に居るのは……
長い黒髪の美人な女性。
バカみたいだ。
勝手に舞い上がって…
私だけが恋人だって勝手に思ってて…