第2章 始まりは、処女喪失∞
∞∞∞
昨日のこと。
彩希「はぁ」
今日も就活失敗しちゃったなぁ。
彩希「ん?」
あの人、どうしたんだろう?
何か具合悪そう。
彩希「あの、大丈夫ですか?」
降谷「大丈夫です。ちょっと徹夜続きだったから、部屋で寝たら治ります」
あれ、この人って確か。
彩希「確か隣の降谷さんですよね?」
降谷「………ああ、隣の香宮さん。でしたよね?」
彩希「はい!どうせなら部屋までお送りしましょうか?」
降谷「いや、その必要は」
彩希「昨日からうちのマンション、エレベーター点検中ですけど?」
降谷「はあ、階段か」
彩希「はい、手繋ぎますか?」
降谷「いや、いいよ。お気持ちだけで」
この子、危機感有るのか?
話している内に何とかマンションまでたどり着いた。
彩希「あれ?降谷さん顔赤いですよ?」
ああ、熱でも出てきたかな?