第1章 満員電車ver.新門紅丸
紅丸「はぁ......人多いな」
「しょうがないよ、夕方の電車はいっつも混んでるんだから」
紅丸「そもそもなんで電車なんかに乗らなきゃいけないんだよ.....」
「だって、纏もってきてないし...朝持っていくか聞いたのに寝ぼけてテキトーに答えたのは紅丸の方でしょ!」
紅丸「チッ......仕方ねぇ、ほら乗るぞ」
「あ、待ってよー!」
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「(うぅ、思ってたよりも人多いな...なんか隣からすっごい視線感じるし...嫌だなぁ)」
紅丸「おい、こっちこい」
グイッ
「え!?あ、ちょっと!」
紅丸「......これで、少しは楽んなっただろ」
「う、うん...(楽だけど!楽だけども!!!)」
今の状態を説明すると...
電車の窓際、しかも角に追いやられて
顔の両サイドには紅丸の腕...
肘を曲げているから顔がとっても近い!!
紅丸はずっとこっち見てるし...
紅丸「お前、顔真っ赤だぜ?笑」
「んな!紅丸のせいじゃない!」
紅丸「あぁ、俺?俺のせいで真っ赤になってやがんのか?」
「い、いちいち言わないでよ...///」
紅丸「ふっ......その顔見せねぇためにこーしてんだよ(小声)」
「え?なんか言った?」
紅丸「なんでもねぇよ。それより、お前なんもされてねぇか?さっきの隣のヤツに」
「だ、大丈夫!紅丸が助けてくれたから...///」
紅丸「お前......いつまで顔赤くしてんだよ...うつるだろーが//」
「え...紅丸も照れてるの?」
紅丸「て、照れてねぇ!...くそ、、帰ったら覚えとけよ!」
「な、なんでそうなるのよー!」
「うるせぇ!ほら、降りんぞ!」
まぁ、たまになら電車も悪くねぇ...かもな(紅丸)