第3章 過去と今

さとみside

ななの事、呼び出したは良いものの…
何話そう…

呼び出したのは他でもない

ななも俺も、正直気まずい

ころんとるぅとの事は気づいてた

てか、隠す気無かったろ…


とにかく、あのままだと空気を悪くしてしまう

俺もななも、気持ちの整理がついて無いからって大切な仲間の幸せを素直に祝福出来ないのは嫌だ

特にななは、なんでもかんでも自分一人で背負おうとする

信頼されてない…

そうじゃないのは分かってる

でも…

今、ななを一番分かってあげられるのも

隣に居るのも俺だ

ジェルじゃない

莉犬でもない

ころんもるぅとも違う

今までななが背負ってきた分

今度は俺がななの隣に居る番だ

ななが悲しい時、

ななが泣きたい時、

ななが辛い時、

ななが、助けを求めるとき…

その隣には、俺が居ていたい

俺がななの側にいる

守ってあげられるように…

ななが疲れたとき、俺を一番に頼ってほしい

ななの居場所は、

すとぷりだ

俺の所だ

泣きたい時、辛い時、悲しい時、

絶対側にいる…

絶対守る…

だから…




俺を




頼ってよ…






ｷﾞｭｯ




「さとみ…くん…？」

ななは、俺が…




俺が幸せにしてやる…




TO BE CONTINUED