第6章 第6話 渡さない@
こんこんと眠り続ける千歳を部屋へ運び、襖を閉める。
願わくは、悪い夢を見ぬように。
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翌日の昼近くになって私は目を覚ました。
千歳「あー」
声がかすれる。酒盛りもした覚えはないが?酷く体が重い。腰も痛い。
そう言えば、昨日鍛刀部屋でぶっ倒れてからの記憶が一切無い。
神力補給に堀川を食ったかどうかも定かではない。
山姥切「主」
千歳「国広、おはよう」
山姥切「目が覚めたんだな…」
千歳「どうかしたか?」
加州「あ、千歳やっと起きた?昨日の新人さんに顔見せてないでしょ?一緒に行こう」
千歳「ああ。国広、行くぞ」
三日月「三日月宗近だ。以後、よしなにな」
千歳「国宝か…道理でぶっ倒れる訳だ」
前田「え、主君。大丈夫なんですか?」
千歳「ああ。回復するまで多少時間がたったが何とかな。堀川迷惑かけたな」