第6章 第6話 渡さない@
山姥切「貴様、千歳に何をした‼️」
三日月「ほんの戯れだ。さて、主よ。湯浴みに行こうな?」
山姥切「いや、俺が連れていく。千歳の世話は初期刀である俺の役目だ。お前にはもう触らせない」
山姥切が三日月から千歳を取り返す。
三日月「あなや。それではまたな、主よ」
三日月は飄々とその場を去っていく。
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山姥切視点
俺は千歳を足早に湯殿へ運び、体を洗ってやる。
千歳の体のそこかしこに三日月が付けたと思われる口付けの痕。
俺は千歳の体を清めながら、首筋にある一つの痕に上乗せするように口付ける。
もう、他の誰にも渡さないと心に決めて。