第36章 後日談 廻り
歌仙「ああ。そうだよ。ちょーぎと二人で次に選ばれる審神者を調べあげて、君が正規のルートで本丸に行けないように木簡の音を響かせつつ、いくつものゲートを繋げて……でも、君が気配に気付いてあの時攻撃をしてこなければ……」
千歳「私を傀儡にするつもりだったのか?」
歌仙「いいや。ただ審神者のいなくなった僕たちの本丸に招き入れて神力を供給して欲しかっただけだ。本当は骨喰とも寝て欲しかったんだけどね?」
千歳「あの時本当は鍛刀できてなかった訳か。二年前の研究施設は?」
歌仙「元々空だったのをちょーぎが手を回して使わせてもらってたんだよ。それから数人の審神者を拐ってきただけ。あの頃はまだ大勢居たしね」
千歳「あの場に居たのはちょーぎを抜かせば次郎太刀、日本号、御手杵、加州清光、五虎退極、三日月宗近」
歌仙「ご名答。スゴいね本当に思い出したんだ」
千歳「歌仙」