第36章 後日談 廻り
山姥切「多分?」
千歳「まだ期間がそんなに空いてないし…月のものが来ないことにはまだ安心出来ないし」
確かに。
山姥切「そうか」
はぁ、何だか疲れた。
千歳「何だ?」
ちゅ。
愛しいとはこういうことだろうか。
ただ、傍に居られれば良い。
今、目の前に千歳が居ることが堪らなく嬉しくて、彼女を力一杯抱き締めて、口付ける。
千歳「んん…///」
山姥切「はぁ、済まん///」
千歳「ん、国広…苦し…」
山姥切「好きだ…」
千歳「ああ。私もだよ」
ふと千歳の胸元がチラリと覗く。
いいや、いかん。
このまま押し倒したらアイツ等と同じ感じがする。
そうして、あることに気付く。
山姥切「こんな痣、前からあったか?」
びくっ。
千歳「それは、ダメ。触ら、ないで。あっ……」
どくん。
鼓動が高鳴る。
意識が呑まれる。
山姥切「千歳…?」
千歳「山姥切様…///」