第35章 第35話 再び
パアッ。
三日月の本体が誉れ桜に包まれ、顕現が完了する。
ずばっ。
三日月の刃がちょーぎの二の腕に斬り込むが浅い。
ちょーぎ「ちっ。最初からこっちが狙いか」
三日月「いやはや、素早いな」
バッ。
次は子烏丸と山姥切長義の連撃。
頭上を舞う子烏丸の払い刃と自分の同位体が繰り出す突き技を寸でのところで受け流す。
ちょーぎ「一人では此方が不利か」
ピィー。
唇に指を当てて口笛を吹く。
ばっ。
口笛を聞いて、一期一振がその場へ躍り出る。
チャキ。
薬研「来たか」
@@@
審神者部屋。
千歳「ん…」
歌仙「起きたかい?」
千歳「歌仙」
歌仙「すまない。さすがに昨日はやり過ぎてしまった」
千歳「いや、気にするな」
歌仙「まだ寝ていて良いよ。腰も立たないだろうし」
千歳「う。歌仙、さっきから外が騒がしくないか?」