第35章 第35話 再び
取引当日。
山姥切国広、山姥切長義、薬研藤四郎、まんばの四人で奇襲部隊は構成された。
ただ、三日月と子烏丸が動ける場合は山姥切国広二振りは主奪還の為、審神者部屋を目指すべしとしていた。
ちょーぎ「主不在とは聞いていたけどまさかお使いに刀剣の父様にお目にかかるとはね」
子烏丸「くるしゅうないぞ」
ちょーぎ「では、そちらが三日月宗近かな?」
子烏丸「うむ」
シュンッ。
子烏丸の歩みと共に結界が解ける。
山姥切「行くぞ」
ダッ。
薬研「だぁっ!」
機動力を生かし、薬研が一番先に辿り着く。
スラ。
長義が鞘から本体を抜き、構える。
ちょーぎ「君等か」
ギィンッ!
ちょーぎが正面から振りかぶってきた薬研の刀を受け止める。
ちょーぎ「甘いね」