第32章 第32話 違和感@
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ちょーぎ「買い出し?二人で?」
千歳「そうだ。歌仙からお茶を習うことにしてな。茶碗を用意しようと思うんだ」
ちょーぎ「茶碗ね。俺も行って良いかな、万屋」
千歳「!?、構わないぞ」
自然にしなくては。
ようやく外に出られるのだから。
ちょーぎ「ああ、その前にちょっと待って」
ちょーぎが髪を結ってくれるとのことで審神者部屋へ。
編み込みを入れて、普段からは考えられない凝りようだ。
ちょーぎ「よし、これでいいだろう」
千歳「ありがとう…」
歌仙「あ、ようやく来たね。っ///」
千歳「何だ?」
歌仙「いや、その…///」
千歳「歌仙?」
歌仙「ああ見えてちょーぎは君をしっかり見ているんだね」
千歳「は?」
歌仙「その髪型君によく似合っているよ」
千歳「……」
髪止めなど使ったこともないのに、こうも都合よく用意されるとは。
使われているのは、鮮やかな花柄の髪止め。
でも、これでは普段と違い過ぎて、運良く山姥切国広に会えても気付いてもらえないかもしれない。
何とかして会うことは叶わないだろうか?