第26章 第26話 澱(おり)@
ガバッ。
後ろから羽交い締めにされ、胸元の刻印を山姥切に見せる。
まんば「そうまでして、お前は何がしたいんだ」
ちょーぎ「何って。俺は飽きのこない愛玩人形(おにんぎょう)がほしい。何をしても壊れない、俺の元から逃げ出さない。この娘は俺の理想そのものだ」
まんば「やめろ。もう犠牲者を出すな」
ちょーぎ「は?何様のつもり?」
まんば「あの人はもういない」
ちょーぎ「そんなこと分かってる。お前に言われなくても。選ばれたお前には俺の気持ちは分からない!」
ちょーぎに首を絞められる。
千歳「っ…」
まんば「やめろ、その人を離せ」
ちょーぎ「お前に何が分かる」