第26章 第26話 澱(おり)@
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ちょーぎ回想。
「初めまして、宜しくね。私は梓(あずさ)。この本丸の審神者です。こっちは初期刀の山姥切国広。ってもう、知ってるよね。仲間が増えて嬉しいな」
まんば「ちょーぎ、どうした?顔が赤いぞ」
ちょーぎ「何でもないよ///」
今思えば、一目惚れだった。
梓と名乗ったその女性は花柄の髪止めがよく似合う愛らしい笑顔をする人だった。
梓「ちょーぎって事務作業得意なのね。私は全然ダメだからとっても助かるわ」
ちょーぎ「梓。俺、君が好きなんだ」
梓「?私も好きよ。あ、でも一番はごめんなさい。私、貴方の写しの山姥切国広が好きなの」
その瞬間、俺の中で何かが弾けた。
ちょーぎ「俺の写し?冗談じゃない。あれは俺の偽物だ。俺が俺こそが本歌だ!」