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刀剣乱舞 ミラーツインズ R18

第2章 第2話 刀剣男子


「こんのすけがな、ここは隠世だと、私のもといた場所とは違うのだと。だから政府の許可なく現世へは帰還できないのだと……」

ぽつり、ぽつりと話し出す。山姥切には分からない単語がいくつか出てきたが、落ち着かせるように、#千歳#が出陣前に小夜にしていた様に、ぽん、ぽんと#千歳#を支えている方とは逆の手で、頭を撫でる。

やがて#千歳#が口を閉ざし、腕の拘束が少しだけ緩む。

山姥切「まあ、その……外の世界のことは俺には分からないが、アンタの愚痴くらいは聞いてやれる。だから…そんな顔するな」

ズッ。

山姥切の袖を掴んだまま、眠りにつく#千歳#。

山姥切「ずっと気を張ってたんだな…おやすみ、#千歳#」

暫く袖を離してくれた#千歳#に袿をかけてやり、部屋から出る。

@@@

山姥切視点

薬研「山姥切の旦那、布はどうしたんだ?」

主の部屋から出ると薬研藤四郎が通りかかった。

山姥切「今は貸し出し中だ」

薬研「今は、か」

山姥切「何が言いたい」

正直、コイツは苦手だ。

薬研「いや、大将と懇ろにもなったのかと思ってな」

また突拍子の無いことを‼️

山姥切「懇ろも何もない」

薬研「へぇ」

山姥切「何だ」

まだ何かあるのか?
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