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刀剣乱舞 ミラーツインズ R18

第2章 第2話 刀剣男子


山姥切「昨日、俺に布を脱げと言っていた時の威勢は何処へ行った?」

「下がれ」

バサッ。

#千歳#に布を被らせる。

山姥切「貸してやる。アンタは人前では、その……泣かないんだろう?」

温かい。
もとは刀である彼から渡された布は多少汚れてはいるものの、人肌の温もりが伝わるものだった。
別に泣きたくなった訳ではないし、ただ一人になりたかっただけだ。
元の世界に今すぐ帰りたいとは思わない。ただ、全てを管理されているというのが堪らなく嫌だった。

「っ……」

頬を伝っているのは涙ではない。そう言い聞かせて、気持ちを落ち着かせるために深呼吸する。

「国広…」

山姥切「何だ」

「今だけ腕を貸せ」

ぎゅっ。

問答無用で腕を抱えられる。

山姥切「おい…」

震えて、いる?
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