第2章 ワンピース 【黒尾鉄朗】
夏休み。
森然高校での合宿の前日、
部活は午前で終わりで
いつも通り研磨と電車に乗って帰る。
研磨の彼女の穂波ちゃんは明後日からハワイに行くらしく、
合宿のマネ代理を一度頼んだんだけど無理だった。
2週間のハワイ旅行の前に研磨ん家で会うことになったらしい。
親のいない時間に、部屋で会うとか…
しかもしばらく会えない前で、
しかも初めての訪問だろ?
そりゃあもう、
付き合う前からこいつらならいつことが起こってもおかしくないって思って
俺がとりあえず2つ渡したゴムの出番だろ。
俺らが降りる△△駅の2つ前の駅、
〇〇駅に穂波ちゃん家はあって、
そっからきょうは時間合わせて乗ってくるらしい。
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△△駅で降りて、
研磨と穂波ちゃんが並んで歩く後ろをぼんやり歩くわけなんだけど…
後ろ姿がエロいのなんの。
キャミソールタイプの黒いワンピースで
丈はマキシっつーの?くるぶしまであるやつ。
だけど背中がパックリ空いてて半分は見えてる。
水着の線も見えててそれもエロい
…つーか、下着はどうなってんの?
脇から胸、チラ見えしねぇかな。とか。
まぁそんなこと、考えちゃうよね。
健全な16歳男子っスから。
(研磨1年、クロ2年の時です)