第7章 衝動と反応と【赤葦京治】
太ももの付け根を指で触れながら
ワンピースのボタンを片手で外していく
胸の下の方まで外すと穂波ちゃんは袖を抜く。
するするとワンピースが床に落ちていく。
キスを止めて、つい、見てしまった。
下着のみを纏った姿。綺麗だ。
そこにあるすべての肌に触れたい。
指で、口で、舌で、鼻で…
「…綺麗」
『や…いきなり …恥ずかしい』
「穂波ちゃん、こんな時に言うのもおかしいけれど …いやおかしいか」
『…ん?』
「なんでもない…」
初対面でこんな状態で、好きだなんて伝えるのはおかしい …よな。
『京治くん、キスしてほしい』
…衝動的になってる最中でも
つい癖でいつの間にか考え込んでしまう
この子はそんな俺に呆れることも、興醒めすることも、嫌がることもなく、
ただ穏やかに でも妖艶に 俺をまたその先の世界へと誘う
吸い込まれるように唇を重ね、
下着の上から両手で胸を弄る
穂波ちゃんの腰がくねくねと動き、
俺の脚に秘部を擦り付けるようにしはじめた
膝を少し上げ、擦るようにしてみる
『…ん………』
穂波ちゃんの舌使いが少し、足らない動きになる
たまらなく愛おしい
下着を上にずらして直に触れる
…柔らかい 気持ちいい …何だこれ
穂波ちゃんが俺のTシャツの裾に手をかけ上にまくる
誘導されるように腕を上げると、そのまま脱がされた
俺の胸に穂波ちゃんの手が触れる
ゾクゾクする
穂波ちゃんに触れたいとばかり思っていたが、
触られるのもまた、たまならく… 気持ちいい