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その風は想いを紡ぐ(弱虫ペダル短編集)

第4章 ※王者の裏側(新開隼人)


「どぉら…こっちももうそろそろイイ具合か?」
「…っ、ひ!ひゃぁ…んっ!」

するりと脚から抜かれたショーツはもう使い物にならないほどに湿り気を帯びていた。

「はは、これじゃもう履けそうにないな」

笑いながら新開はの太腿に舌を這わす。
先程と同じように丁寧に舐め上げれば、小刻みに脚が震える。

「わかってるさ、ココもちゃんと…」
「…っ!!…あっ!あぁ…っ!」
「舐めるから」

たっぷりと濡れている蜜壺に長い舌が伸びて中を掻き回す。
強過ぎる刺激に無意識に腰を引いて逃げようとするも、新開がそれを許さない。

バランス良く筋肉の付いた腕がガッチリとの腰をホールドして離さないのだ。

「やぁ…!もう、そんなに、したら…ぁ!!ダメぇ…!!」
「イくならイって構わないよ、その方が楽だろ?」


絶頂を迎える事への許可が下りたようなその言葉。
それを聞くとは目の前がチカチカと光出して呆気なく達してしまった。

目を閉じて、肩で呼吸をしなんとか呼吸を整えてようとするの頬に張り付いた髪を新開が指で払う。

「休んでる暇はないぞ?」
「…んん、待っ……てぇ…」
「ダメ」

熱くて固い新開の男根がの蜜壺に擦り寄せられる。

ツプリ、と入り口をこじ開けられたかと思うと重い衝撃と共に熱い塊が下腹部を刺激する。

「……っんん!」

自分の身体がこう言ってる。
これ以上は入りません、なのに尚、奥へ奥へと熱い塊は進んで来る。

狭い道をこじ開けるみたいに。

そんな事がしばらく続く内に、自分の身体にも変化が表れる。
拒絶から所望へ。
背中に、電流が流れるみたいに痺れが走ってそれが快感に変わる。

は新開の首に腕を回してしがみついた。
新開もまた、それに応えるようにを強く引き寄せて抱き締める。


深く深く、もっと、繋がれるように。


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