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その風は想いを紡ぐ(弱虫ペダル短編集)

第4章 ※王者の裏側(新開隼人)



優しいのに、少し怖い。
貴方はいつも私の全てを食べ尽くしてしまうから。

触れ忘れた所など、一つも残さないみたいに。


優しい笑みの裏に光る鬼の瞳と、長い舌が今日も私を捉えて離さない。


ゆっくり。じっくり、貴方は私を食べ尽くす。



それが明日の貴方の力になるのなら、喜んでこの身を捧げるよ。




この小さな鳥籠の中で。



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