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傷物の私【BTS】

第59章 59


ジン「な、なんでそんなこと・・・」

リオン「それぐらい継母は私の事嫌いだったんだって思い知らされました・・。」

ジン「お父さんは、何も言ってくれなかったの?」

リオン「このことは父は知りません。ただ父はきっと母と私を重ねてしまったんだと思います・・・。私の傷と顔を見て病室を出ていきました・・。退院するまで結局来なかったですから・・。」

ジン「そんな(☍﹏⁰)。ケガしてる娘ほっとくって・・」

リオン「普通では考えられないですよねww。当時の私はこれが普通なんだって思いこむことが楽な道でした。退院してからは父は腫れものを見るみたいだったし、父がいない時の継母は「私の外見が誘ってるようにみえるからいけないんだ」とかいうようになって本当に自分が悪いって思うようになって・・・。」

ジン「だから外見を男っぽくしたの?」

リオン「はい。これならきっと外で誰かに襲われることもないだろうし、継母に傷つけられることもないから・・・。それに高校までの辛抱でもあったんで・・」

ジン「?」

リオン「あ。高校は寮がある所に入学しようって決めてたから。ユラン達にも前もってそんな話してたら、みんなで受けようって言ってくれて(^m^ )クスッ。
それ考えたら本当の家族より家族みたいでしたww」

ジン「4人は血が繋がってなくても家族だよ(*^^*)。」

リオン「ジンさん・・そう言ってもらえると嬉しいです(o^ ^o) /。その後みんなで頑張って勉強して合格した時はすっごくうれしかったです。父や継母には寮に住むから家を出るって合格した日に話しました。父は無言でした。継母は寂しいって言いながら笑ってましたけど。」

ジン「そっか。それからはご両親とは会ってないの?」

リオン「そうですね。会ってないですし、向こうも会いたくないんじゃないかな?」

ジン「・・・。」

リオン「覚えてますか?前の撮影の時電話があったこと・・。」

ジン「・・・。ああ。何か言い合いしてたよね」

リオン「あれ、継母なんです。モデルになって雑誌に載るようになってからああやってしょっちゅう電話してきて事務所にもクレームの電話して私をどうやって困らせようかってそればっかり考えてるんです。だから、私なんて忘れて父と二人で幸せになってくれればいいのにって話しても聞いてくれなくて・・・。」
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