第4章 夏祭り
「お腹空いてないの?花子くん」
「‥‥‥‥」
「あ!そうだあまねの好物しってる?」
「知らない!教えて!つかさくん」
つかさは木の枝で地面の砂に何かをかいた
「これ!なーんだ」
「あ!もしかして!ドーナツ?」
「正解!あまねはねドーナツが好きなんだよ?」
「花子くん!‥‥あれ?」
振り向くと花子はいなくなっていた
「つかさくん花子くんは?」
「あ‥‥もうそんな時か‥‥」
つかさはニヤッと笑った
「つかさくん?」
「そうはさせないけどね」
は首を傾げた
「ねぇ!あんたはさ人間の世界に戻りたいの?」
「え?」
「俺はあんたにはここにいてほしい!これからもずっと!たくさん遊びたい」