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絶対零度のさらに向こうへ❅*॰ॱ【ヒロアカ】

第12章 ❄️ その実態は






「んじゃ次の英文のうち間違っているのは?」










午前は必修科目の授業。












「おらエヴィバディヘンズアップ!!盛り上がれーーー!!!!」




(普通だ)
(普通だな)
(くそつまんね)
(普通ー)
(関係詞の場所が違うから…4番!)

『はい!』



ヒーロー基礎学以外でもヒーローが担当することがあるらしい。


英語の授業はプレゼントマイク。










「YEAH!雪!!」

『4番!』

「That's Right!!!!!!」




相変わらずハイテンションなマイクだが、やっている内容はごくごく普通の勉強。


皆、少し拍子抜けしたのか静かに(普通に)授業を受けている。








(雪さん、元気いいな)

緑谷も真面目に聞いてはいるのだが、なかなか、マイクのハイテンションに乗ることができず。

右隣の少女を見てそんなことを思う。



正解して嬉しそうな彼女は視線を机に戻して板書を続ける。









































午前は英語で終了、休み時間になった。


食堂へと向かう生徒とかばんからお弁当を取り出す生徒に別れる。


寮生は必然的に食堂コースだ。






雪は同じくお弁当を持参していない芦戸、耳郎と共に食堂へ向かう。


校門と反対方向の校舎の1番奥、窓から寮が見える場所にある広い空間。



「お昼ご飯だー!!!」

「何あるんだろ」

『食堂 広ー!』



それぞれ好きな物を購入し、ヒーロー基礎学楽しみだねーと話しながら空いている席につく。



「いただきまーす!」

『いただきます!』

「いただきます。」



机を挟み、前に座る芦戸、耳郎を見て雪は話しかける。


『あしどとじろうはお弁当持ってこないの?』

「持ってこない!雄英の学食、食べたい!!」

「ウチは料理できなくて。」


なるほどね、と笑いながらご飯を口に運ぶ。



「そう言う雪はー??」

『私は…』


寮だから、と口にしようとして寮が見える窓の方向を見た時、



『あ!しんそう!』


隣に紫髪の少年が座っていた。




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