• テキストサイズ

絶対零度のさらに向こうへ❅*॰ॱ【ヒロアカ】

第10章 ❄ 冗談じゃない!







「やっとヒーローらしい記録出したよーーー」

「指が腫れ上がっているぞ。入試の件といい…おかしな個性だな………」

「スマートじゃないよね」











そんな声が上がる中、何も言えずにいるのは 彼は無個性だと言っていた爆豪。そして、自分の除籍を確信した雪…










「どーいうこどだこら ワケを言え デクてめぇ!!」

「うわああ!!」










爆豪の猪突猛進に騒がしくなるが、雪には何も聞こえない。

























『リラックス、リラックス、、』




至極、冷静を装う…


































そして、全種目が終了する。





「んじゃパパッと結果発表。トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ。口頭で説明すんのは時間の無駄なので一括開示する。」



そう言うと相澤は、雪の姿を探す。


隅の方にいた彼女は、今にも泣き出しそうで ぎゅっと目を瞑っている。




ふーーーと息を吐いて、相澤は雪の前へ立つ。




そして、昨日プレゼントマイクがやっていたように。

しかし、そっと、彼女の頭に手を乗せた。






雪は驚いて目を開け、相澤の顔を見上げる。












「ちなみに除籍はウソな。」






「「『…………………………』」」













雪と目を合わせていた相澤は、彼女の頭に載せた手はそのまま、生徒全員へと視線を移す。そしてとぼけたような笑顔でこう続けた。





「君らの最大限を引き出す 合理的虚偽。」









「「「はーーーーーーーーーーー!!!!??」」」












『う、が…………』











(ん?)


相澤は再び手の下の少女を見下ろす。



下を向いてプルプルと震えている。




『が…………』



「………………………」

















『ガオーーーーーーー!!!!』


「おっ」





急に大声を出す雪に驚きサッと手を引く相澤。


それを見た周りの生徒は、ケタケタと笑う。






/ 169ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp