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絶対零度のさらに向こうへ❅*॰ॱ【ヒロアカ】

第8章 ❄️️ 入学前の時間






寮に戻り、朝食を済ませせて食堂を出ようとすると、入り口付近にいた寮母さんに呼び止められる。


「雪さん、ちょっといい?」


昨日入寮したばかりだが、荷物運びの手伝いを申し出た事をきっかけにもう顔と名前を覚えてくれたようだ。


『はい。』

「さっき学校の先生から電話があってね。今日、ちょっと学校に来てほしいんだって。」

『えっ』


何故??と疑問が浮かぶが、断るわけにもいかない。



「10時くらい。無理なら違う時間に変えてもいいって。大丈夫?」

『はい!承知しました。ありがとうございます。』

「じゃ、確かに伝えたからね。あ、そうそう、動きやすい服装でっておっしゃってた。」


(な、なんで???)





































少し緊張しながら学校へと向かう。

現在9時55分。









校舎の正面へと回り込むと、入口付近に見覚えのある教師の姿が。


「来たな。急に悪いね。」

『あいざわ先生、おはようございます。えっと…』

「少し手伝ってほしい。」



それだけ言うと相澤は歩き出す。

ぶっきらぼうな態度におどおどしながらもはい、と返事をしてついて行く。






















向かった先はグラウンドだった。

脇の倉庫へと入ってゆく相澤。

ごそごそ、と音を立てて何かを動かしている。





そして出てきた相澤に手渡されたのは…






































ラインカーだった。




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