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絶対零度のさらに向こうへ❅*॰ॱ【ヒロアカ】

第18章 ❄️️ 名前





一瞬。


1度目の瞬きの後の、彼女の瞳は。




















あの、美しい色で。
























直後、2度目の瞬きの後は桃色に戻っていたが、緑谷は確信する。




彼女は、雪零だ。





(僕が何も出来なくて、彼女を人殺しになんてしたらだめだ!)





緑谷が、彼女を止めるべく1歩、踏み出すと。今まで黙っていた彼が。
























「あれ、お前それ、血か。白…白いなぁ。あー、お前は…」





突然発せられた声に、緑谷は思わず立ち止まり雪は表情を疑念の色に変え、声の主に向き直る。


死柄木は、喉に凶器が当てられていることをまるで忘れてしまったかのように空を仰いだ。





「あは、思わぬ収穫だ。脳無、捕まえろ。」



そう、彼が言うと雪は大きく目を見開いた。

そして、今隣にいる、自分に大きな影を落とす化け物を見上げ絶句した。












先程致命傷を負わせたはず。



緑谷もそのまま動けず、目は絶望の色に染まる。












再生したのだ。


そして脳無は彼女に襲いかかろうと腕を伸ばした、が…






































バァン!!


























「もう大丈夫。私が…」




音のした方を、その声がする方を、そこにいる誰もが見つめた。













「私が来た。」





























「あー…コンティニューだ。」















死柄木が残念そうに、呟いた。




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