第17章 ❄ フラッシュバック
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こちらに手を伸ばす男。
怖くて目を瞑る。
「零に手を出すな!」
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『❅❅、行かないで…』
涙で揺れる視界の中で、笑う。
「大丈夫。零。俺がいつでも守るよ。」
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『どこ…?ねぇ!❅❅を返してっ!』
目の前の男に突進するが、軽々と抱き上げられる。
「大丈夫、ずっと一緒にいるだけさ。」
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「零!!」
「ああ、良かった…心配した…!」
「おとーさん、おかーさん、うぅ、うぁぁ…。」
「お前だけでも、戻ってきてくれて………」
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「零、今日はかまくら作るべ!」
『うん!』
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「零、待って 、早い、」
『もー❅❅足遅ーい!』
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「それではまたいつか、会える日を楽しみにしているよ。君は美人に育ちそうだ。僕のこと、覚えていてくれると嬉しいな。」