第2章 影山飛雄
少しの間動かないでいた飛雄は
「動くぞ。」
と言ってからゆっくりと動き始めた。
飛雄のモノが私の中で動くたびに声が出てしまって恥ずかしい。
「あ、あっあっ、んんっ。んっ、っふ」
途中から声を出さないように唇を噛んで耐えるがそれに気づかれて親指を使って唇を開かれる。
「亜衣の可愛い声、聞かせてくれ……」
といつもより低く、掠れた声で言われながら腰を激しく動かされたら……あがらえない。我慢してた声が再び漏れ始めた。
「やああっ、ひゃあぁぁ。ふああっ」
飛雄のモノがある一点を擦ったら一際大きい声が出てしまった。それに気づかれない訳もなく
「ここがいいのか?」
といいながらそこばかり突かれたら達しそうになったので少し掠れた声でお願いしてみる。
「ね、飛雄キスして?」
と言ったら無言のまま顔を近づけてキスしてくれた。
「ふぅ……………んんん………あ、あああああ」
腰の動きが段々速くなってきて、キスされてすぐにイってしまった。その直後に飛雄のモノが中で震えて達したことがわかった。
「……っく」
飛雄からそう声が漏れたら、脱力して私の横に寝転んできた。腕を差し出してくれたのでありがたく腕枕にすると急に眠気が襲ってきて、私の意識は闇に沈んだ。
……少し後
意識が浮上して横を見ると飛雄の寝顔が目に入った。
少し寒くなって飛雄の身体にすり寄っていくと抱きしめられて頭の上にキスが降ってきた。どうやら起きてたらしい。飛雄の腕の中から見上げると
「おはよう。身体は痛くないか?」
と聞かれた。大丈夫の意味をこめて頷くともう一度キスが降ってきて抱きしめられる。またウトウトしてきたので目を瞑ってもう一度寝ることにする。こんな時間もいいものだと思いながら……