第2章 恋したこいした
ふにふに
「ショートケーキみたいだよね!」
がくっ
「ショートケーキ··?」
「うん!」
「そ···そうだね。澁澤はショートケーキみたいだね。····あの天音さん僕の質問いいかな?」
「うん。いいよ」
今こそ言わないと、僕の気持ち
「天音!···僕は。僕は···」
「·····」
「君が···ーーー!」
あれ?声が。出ない···違う
殺意の気配
近くにいる
(あぁまただ。)
すっ
「はい終わり」
「敦くん?」
にこっ
「もう行かないと間に合わないよ?」
時計を見る
「のわおあ!遅刻したら大変だ!ごめんね敦くん!また後で電話する!」
ばたん
(足早いな~···)