第3章 小さい
コトッ
「お疲れ様敦くん」
「ありがとうございます··天音さん」
「あれから太宰さんは医務室行きだね」
「でも与謝野さんの異能は太宰さんには効かないから普通の胃薬貰っていたな」
「大変だねーー···」
ぎゅっ
「天音」
「鏡花ちゃん?」
「ちょっとお使い付き合って」
「分かりました。また後でね敦くん」
ひらひら
「2人とも気をつけて(鏡花ちゃん凄いな)」
天音さんに寄り添って、
ーーーー····
「今日は社長の家に泊まる」
「?!えっ!?」
「色々と教えて貰えるから(勉強)」
「ちょっと鏡花ちゃん?··教えて貰う?··?」
「うん··勉強」
ずるずる
「よかったーーー·····分かったよ」
「明日事務所で会おう」
パタン
(ひとりは久しぶりだな)