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月下獸-蕾-

第3章 小さい




「あぁ。おはよう天音」

「おはようございます、天音さん」

ふわっ
「おはようございます敦くん」

やはり天音さんは優しい

あの絵本に出てきた女の人に似てる。気がする


うむむ
(···聞くにも聞きづらいし今はこのままがいいな)

ーーーーー····


「天音さん!」

「どうしました?敦くん」

「今日の、···あー··ごめん。何言うか忘れちゃったみたいだ」

「?、思い出すといいね。」

「うん(やっぱり似てるな)」

ガチャッ
「おはよう~~~~」

がた
「遅刻するな太宰!!··酒臭い!」

へらへら
「朝方まで飲んでいたんだ~~~···うぷっ」

「此処で吐くなーー!」

がやがや


「に、賑やかだね」

「うん相変わらず」
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