第2章 恋したこいした
「天音さん。····もう襲わないから」
「?」
「その··最後のお願い。僕を···抱きしめて欲しい」
「····いいよ」
「·····」
ぎゅっ
(あったかい··。お母さんってこんな感じなのかな?)
(明日から··いつもと変わらない笑顔で。話しようね··敦くん)
意識が消える時に僕の頬にひとつぶの涙が流れた。
ーーーーー·····
ガチャ
「おはようございます」
「おはよう天音」
「おはようございます~天音さん!」
いつもと変わらない挨拶
笑顔
「おはようございます天音さん」
「おはよう。」
いつもと変わらない
「敦くん」
泣いた笑顔
(ごめんね··そして)
だいすき
❦ℯꫛᎴ❧