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月下獸-蕾-

第2章 恋したこいした




ーーーーー·····

「お疲れ様です」

「もう帰るのかい?」

ちらっ
「もうアルバイト終了時間ですから(本当に真っ白に赤い深い色)」

「今度は何時来るんだい?」

パララッ
「えっ···と····。しばらくないみたいです。」

がーん···。
「········」

「顔に似合わない音が聞こえる····」

「確かに君は色んな所でアルバイトをしてるが。···やはりひとりはつまらない」

「澁澤さん」

「何だい?····ぁ」









ぎゅっ。

ぽん··ぽん
「さびしくありませんよ··龍彦さん」

「やはり···天音が欲しいな」

ーーーーーー·····

ガチャ
「ただいま戻りました」

がたっ
「おかえりなさい天音さん!」

「ただいま、敦くん」

「あの、澁澤の所に仕事だったけど···、何かされてない?」

「大丈夫よ!ありがとう敦くん。大丈夫よ何もされて····あっ!」
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