第13章 ウスラトンカチ
かかしサイド
サスケは忍界対戦の功績、六代目の俺とナルトの懇願で自由を手にすることができた。
そしてサスケの新たなる旅立ち______
俺とサクラは門の前で見送りに来ていた。
「これからはあまり無茶しないでよ。俺の責任になっちゃうからさ」
「あぁ。すまない」
あ、やけに素直になっちゃって…
いつものぶっきらぼうな返事がないとちょっと違和感も感じちゃうでしょ。
こりゃ丸くなったもんだ…
と考えていると
「かかし、あいつは?」
そう尋ねられた。
「あぁ、マリのこと?おそらくこの数日であそこから出られると思うよ。それに、あの子ハゴロモ様に引き寄せられて俺たちに会うまで、あの神樹から忍び達を助けてたでしょ?
あの助けられた人達は、他の人よりもチャクラを吸収されず、なぜか幻術効果も弱まっていろんな意味で回復も早かったんだ。マリにとっては思いつきの行動だったんだろうけど、結果として上層部からしてもいい印象にはなってるみたいでね。ま、これでも火影だから悪いようにはしないよ。
お前の見送りにも行きたがってたんだけど、まだ 取り調べがあるからさ」
「そうか…だったらあいつに伝えておいてくれ。
俺も、お前の言葉でいろいろ気づかされた…と」