• テキストサイズ

ここで君ともう一度

第13章 ウスラトンカチ


マリサイド 続き


何か考えていそうな雰囲気のサスケくんがそこにいた。


「かかしには言わないけどさ、今思い出せば、自分の世界で別の人紹介された事とかあってね。でもやっぱり自分の気持ちには嘘つけなかったな。あの人は、ずーっと私の心の中にいたんだよね」

「‥‥」



何も言わないサスケくんを見て
おっと、しゃべりすぎたかな…と思い話をふってみる。


「サスケくんはモテそうだね、強いし、かっこいいし」

「…恋愛なんかしてる暇…俺にはなかった」

「…そっか…でもきっとこれからだよ。これから、今までできなかったことできるから。自分の気持ちは自分が1番わかってるだろうけど、いろいろ理由つけて見ないふりとかしちゃうと、私みたいに5年かかっちゃったり、その相手失っちゃうかもしれないからさ。そうなったら、サスケくんも私と同じウスラトンカチだよ」


そういって笑うと





「理由をつけて見てみぬふりか…だったら俺も…すでにウスラトンカチなのかもな…」





サスケくんは
もしかして______

誰か心の中に思い浮かぶ人がいるのかな…


そう感じた。


/ 126ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp