第10章 約束の日
かかしサイド 続き
「待てサスケ!!!!」
殺気とまがまがしいチャクラを最大限に放つサスケをなんとか止めようとするが、今の俺のチャクラでは無理だ。
その殺気におびえてガタガタと震えるマリをかばいながら前に立つ。
「どけかかし!そいつは無限月読にもかからず、大筒木と名乗った!よくわからないが、あいつの末柄であることには違いないだろ!しかも別の世界から来たとかそんな奴、信用なるか!」
「サスケ!落ち着けってばよ!」
「サスケくん!待って!マリさんはそんなんじゃない!」
「「「「!!!!!」」」」
一瞬の隙だった…
サスケは俺達を蹴散らし、マリをそこから連れ去った。
「サスケ!!」
「サスケ!!待てってばよ!!」
俺とナルトの声もむなしく2人は瞬身で消えてしまい、サクラはそのまま気を失ってしまった。
「かかし先生!俺はサスケと決着をつけなきゃならねぇから、俺が行くってばよ!あの人、きっと……きっと悪い人なんかじゃないよな?」
「‥‥あぁ。彼女は…そんな人じゃ…。少なくとも俺といたときはそんなんじゃなかったよ」
「…かかし先生にとって、大切な人なんだろ?」
そういってナルトはニッとはにかんだ。
「…まいったね…バレてた?ほんとは自分で助けにいきたいんだけど、チャクラの回復にもう少し時間がかかりそうだ」
「任せてくれってばよ!かかし先生とサクラちゃんは後で追いついてきてくれ。サスケが行くなら、あそこしかねぇから」
俺はとりあえずナルトに任せてまずチャクラの回復に努めることにした。
それにしてもマリがこのタイミングで来て
まさか…大筒木と名乗るとは…